三方よし

 

 

最近心に残った言葉に「三方よし」という言葉があります。

近江商人「中村治兵衛宗岸」の書置きの言葉だそうです。

近江(現在の滋賀県)は古くは鎌倉時代から、

商人の国として栄え、

今でいうベンチャー企業を江戸や大阪に多く排出しました。

 

手法はまず全国への行商で財を成し、

店舗を展開し、各地の店舗間に物品を回すことで

大きな利益を得たということです。

 

行商の中で培われた哲学に「三方よし」という言葉があります

「売り手よし・買い手よし・世間よし」

…売り手と買い手だけがよいのではダメだというのです。

世間もよくないといけない。

(後に「企業は公なり」という言葉につながったということです)

 

 

二者間取引で世間までもよいということは、

どういうことでしょうか?

 

 

我々、社労士のようなサービスなら、

二者間取引でも世間がよいということは、

頻繁にあることです。

 

たとえば、創業の助成金。

助成金を受給するのは企業ではあるけれども、

それを活用することで、働く「場」が生まれれる訳です。

 

まさに「世間よし」の訳です。

 

 

 

しかし、近江商人の扱うものは物品です。

品質がよいということはもちろんですし、

法や神仏に対しても恥ずかしくないということは想像できますが。。。。

 

 

もっとよく調べてみると…

「他国へ行商するも、総て我事のみと思わず、

その国一切の人を大切にして、

私利を貪(むさぼ)ることなかれ、

神仏のことは常に忘れざるよう致すべし」

と要約されるらしいです。

http://www.shigaplaza.or.jp/sanpou/ethos/ethos.html

 

 

近江商人は異国を行商していたことから、

その土地土地の信頼が何より大切だったことでしょう。

個人の信頼もあったでしょうが、

「近江商人」としての信頼もあったことでしょう。

 

 

信頼を得るためには

相手の立場にたち

相手の話に耳を傾け、

相手を知ろうと努力したことでしょう。

 

 

 

徹底的に相手の立場に立つ。

 社会のためになるようにと願う。-

 

 

常に心に刻みたいと思います。